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聖一国師ゆかりの水磨様模型お披露目式

2018年4月13日

今年の年明けから1/5の木製水車模型を作っていました!


ようやく完成し、平成30年4月13日(金)に静岡市主催「水磨様」木製模型お披露目式が開催されました。
引き続き、4月24日まで 静岡駅北口地下 日本茶カフェ「喫茶一茶」隣の展示スペースにて展示しております。また本日13日にテレビ静岡の夕方のニュースにて放映予定です。
ぜひ皆様にご覧いただけたら幸いです!


水磨様木製模型概要
H27年度から静岡市では、静岡市葵区・栃沢出身の高僧で、鎌倉時代に宋の国(現在の中国)から、お茶や麺文化など、様々な文化や技術を持ち帰って広めた聖一国師の功績を広め伝え行くため、木製模型の製作に取り組んできました。
(1)「水磨様」図とは
・聖一国師が宋の国から持ち帰った巻物「大宋諸山図」(重要文化財・京都東福寺所蔵)の巻末に描かれた、二階建ての水車の図
・茶や麺を製造するため、水車を動力源として製粉するための、「搗く」「挽く」「振るう」の3つの動作が連動的に機能する仕掛けが表現され、製粉プラントのルーツとも言われている。
(2)「水磨様」木製模型製作までの経緯
【平成27年度】
 「水磨様」をテーマとした「地域産業遺産シンポジウム」を開催
【平成28年度】
 「水磨様」木製模型製作に向け、歴史研究家や建築の専門家等による「水磨様検討協議会」を設置し、設計図面を作成
【平成29年度】
 本市木工を中心とした地場産業の技術の粋を結集し、「水磨様」木製模型を製作
(3)木製模型概要
  高さ1700mm×幅1800mm×奥行1250mm

一級建築士をもっているので図面ひいたり、読むことはできますが、普段は家具をつくっている職人です。水車部分をはじめ、歯車、茅葺など初めてのことばかりでなかなか苦労しました。補助動力なしの水だけで水車が動いた時は感動!!そしてホッとしました。
また建屋は小林さん安池さんのオクシズ材の桧、杉を使いました。また茅葺はタイミングよく、丸子の丁子屋さんで茅葺の葺き替えがありそこにいらしていた富士山茅葺産業の杉山さんに教えていただきました。そんなこんながありましたが、特産協の本多会長、田中住建さん、松永和廣設計事務所さんはじめ多くの皆様のご協力のおかげでなんとかお披露目にこぎつけた次第です。ご協力いただきました皆様本当にありがとうございました。